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ex.BLUE

不定期に更新してしまう sea_is_back のブログです

長めの文章

2019年終わるらしい、実感はない。
明日もバイトだから帰省する両親には付いていかず大きな家には自分一人だ。
ただでさえ大したことのない毎日を何事もないよう、ひたすら平坦になるよう生きているけど一人になると思うことは色々あってしまう。
思い返すと本当に沢山のことがあったけど、今年は自分は「好きな人のことはどうあってもずっとすきだし、どうでもいいやつのことはずっとどうでもいい」と吹っ切れられた一年だったと思う。
大したことないけど今年を振り返ってみたりする

1月、うちは毎年母方の実家に帰省するイベントがあるけど成人してからはCDJだったりバイトだったりで僕だけ帰れてなくて今年久しぶりに何もなかったので一緒についてった。
久しぶりに会う親戚達にお酒飲める歳になりましたなんて挨拶して無限に刺し身を食べ日本酒で流し込み続けた2日間だった。
この日を境にお刺身大好き太郎として覚醒した。そして同時に長きに渡る「何食ってもうまい期」も始まっていたのだろう・・・

ライブは月末に東京でwowakaさんとシノダさんの弾き語りを見た。
ふたりとも思い出話をそれはそれは長い時間使って話していてエモーショナルがバーストしていて良い夜だったなって今思い出した。

2月、Dr.rightというバンドを見に行った。バンドというのは突然終わったりなくなったりするけど、特に何も告げられないまま止まってしまうこともあってそんな風になったDr.rightは僕にとってずっと動画の中だけのヒーローだった。
特別なライブハウスの特別なイベントの為に数年振りにライブをするということだったのでチケット取ったら友達グループと連番になって笑った。
沢山バンドが出るイベントだったけどマジで全組良くて、そして最後に出てきた大本命も勿論この上なく良かった。saladという曲のエンドロール感が凄まじくて、俺の遺体が収められた棺を載せた車が走る時はこの曲が流れたら楽しいだろうなって思った。
ライブ後は友達グループと夜中まで飲みながら話した。自分でも想像を絶するくらい口下手だけどこの日は少し喋れて「なんか言ったら笑ってくれるの嬉しいな」的なコミュニケイション原始人みたいなことを思った。

あと別の友達とライブ前にちょこっと会えてそのときにSnowingってバンドを教えてもらったんだけど、帰って聴いてみたら無茶苦茶格好良くてそこからエモバンドディグが始まってなんとなくしか知らなかった音楽達を沢山聴くようになった。
そんなSnowingは解散してたんだけどなんと日本でツアーやる為に復活して11月に来日して4本ライブを演った。そんなことある?僕は金欠だったので行けなかった。貧乏はカス

3月、わからん なにしてたんだ

4月、wowakaさんが死んだ。 HOWLSってすげー良いアルバムが出て、これからヒトリエはどこへでも飛んでいけるだろうなって思っていたらどこへも行けなくなった。
大切だったからこそ何か言いたくて色んなこと書いたけどどれも違ったような気もする。未だに実感はない。

5月、GEZANと踊ってばかりの国とthe hatchのスリーマンを見に行った。
全然違う音楽をそれぞれ好き放題やっていてただただ格好良くて素晴らしかった。
一人でライブを見る時はそういうモードなのであまり思わないのに珍しく、友達と酒でも飲みながら「良かったっすねえ~」と分かち合えたらもっと良かったなとか思ってしまった。

あとフレッドペリーのジャージを3着買った。

6月、ヒトリエが3人でステージに立って解散はしないと言った。
この日に終わった人もいるだろうし、始まった人もいるかもしれないけど、俺は変わらずについていくだけだなって思った。

2のワンマンも見に行った。4ピースのロックバンドは僕にとってずっと憧れであり、象徴でもあると思った。

7月、佐賀のMake the pancakeというバンドの主催イベントにて3度目のNOT WONKを目撃してきた。
俺にとってロックバンドのライブは退屈な毎日を超えた先にあるご褒美であって、格好良さや楽しさや感動で日々の鬱屈としたものを洗い流してくれる救いの様なものだった。
でもこの日のNOT WONKのライブは違っていて、ボーカルの加藤さんの話すことが一つ一つ心にズシンと来て、40分程しかなかった持ち時間の中で彼らの言葉や曲達を受けて俺はこれからどうしていこうって考える様な、いつも周りにいる人達のこととかが離れずにいる日常から地続きの時間だった。
それは過去に見たNOT WONKのライブでも思わなかったことで、NOT WONKが変わったのか俺が変わったのかはわからないけど、なんだか少し背筋が伸びたような気がした良いライブだった。

8月、わからん バンドキャンプでMETZのTシャツ買ったのに全然着てない 良いよね、METZ
この辺で金髪になった

9月、京都にヒトリエを見に行った。これについても色々書いたけどそのどれもがあっていないような気もしている。
それでもヒトリエを大切に思う人の気持ちは良いも悪いもどれも本物で間違ってなくて、そのすべてに俺は寄り添いたいと思う。し、だからこそ俺の気持ちも間違ってないから感じたことに正直で居たいしこれからもヒトリエを見て聴いて何かを感じたい。続くことは嬉しい。

Age Factoryのワンマンも見た。自力を信じて邁進する勇ましい姿はとてつもなく頼もしい。
こんなにも気概に満ち満ちていてそれを実際に口にもするバンドを僕は知らないから彼らのような存在にこれからもついていきたい。

10月、ナードマグネットのツアー、ゲスト2を見に行った。
2も勿論格好良かったけど正直それ以上にナードマグネットがめちゃくちゃ良くて本当に感動した。
音楽愛や先人達へのリスペクトみたいな色んな暖かな感情を、決して良いことばかりじゃないであろう毎日を過ごしてる人達がこの日ばかりはと身体や心をフル駆動させ打ち鳴らす姿はあまりにもヒロイックで、フロアで自由に踊りながら好き放題野次を飛ばすお客さんも含めてとても愛おしいなと思った。
ライブ後にはずっと相互フォローだったけど6月のライブで初めて実際に会えた人と、その人をフォローするきっかけであり同じくらい前からフォローしてたけどこの日初めて会えた人と、そのお友達の完全初見の人、という3人と一緒に打ち上げをした。
普通に終電を逃してまだもうちょっと遊びたいねとなり、ツイッターにも何度も書いたようにラブホテルに行くこととなり、土曜深夜のラブホ街を女3人引き連れてあるく金髪の男(童貞)というこの世で最も歪(いびつ)な存在になった。
結局どこも満室だったので同じ様に(同じではない)ラブホを求め彷徨うカップル達とすれ違う時のナイフの様な視線に全身をボロボロにされつつカラオケへとなだれ込んで歌わず仕事や恋愛などの話をしながら始発を待つという大学生ムーヴをかまし、外が白む頃には完全エモーショナル人間へと俺はその姿を変えていた。とても変で楽しい日だった。

ヒトリエも見た。
いきなり関係ないが福岡でライブを見る際に毎度通ることになる道に「ドレイン博士のおもしろ研究室」という施設の看板があり、あまりにも目を引く存在のそれを前を通る度毎回「キター!」というキャプションを添えてツイートしていたのだけど、それを毎回ふぁぼってくれていた大阪の友達がライブの為に来ていたので「あれここですよ」と紹介したら「中入ろう」ということになり遂に"おもしろ研究室"へと足を踏み入れた。
思ったよりまっとうにおもしろく、思ったよりドレイン博士へと愛着が湧いてしまった謎の空間は楽しかった。アクキーとかラバストになってほしい。
肝心のライブでは、セットリストは固定だけど9月の時から大きく変わっていてシノダさんがより「ヒトリエのシノダ」らしく歌っているように感じて素直にかっこいいなあと思った。
アンコールを受け出てきた後、くだらない話を本当に楽しそうに話すゆーまおさんを見て我が子を見る母親のような気持ちになったりした。

11月、ヒトリエのツアーファイナルを見た。3回見て、やっぱりどうしても大好きだって思った。
世界中の人が否定しても俺だけは肯定するって気持ちでいるし、同じ気持ちの人がいることも知っている、それを嬉しいと思う。
受け入れられない人もいつか道がまた交わるなら嬉しい、その時まで、そうなるくらいまで、続いて欲しい。

12月、cinema staffとAge Factoryのツーマンを見た。相思相愛のライブは良い。
超良かったけど酒を入れてから見たせいで後半がマジでヤバかった。俺は酒を飲んでからライブを見ないほうが確実にいい。だが飲まざるを得ない時がある、なぜなら良い日だから。
2月ぶりに会った友達と話す中で、俺はとうに"表インターネット"を追われ"裏インターネット"側の人間になったのだという自覚が芽生えた。

ノンフィクションのワンマンも見た。
北九州という地で10年活動を続けてきたバンドが様々な企画を打ち出した10周年の集大成的ワンマン。
ノンフィクションの音楽は、寂しい。いつだって当事者ではなく、事件は隣で起きてそれを一瞥して行きたくもないところへやりたくもないことをしに足早に向かう。
でもそんな人も主人公で、主役としてステージに立って、そんなどうしようもない日々のことを大きな音に乗せて歌う。俺はそれをとても美しいと思う。
10年の歩みの中で出会えたこと、そしてこのライブに足を運んだこと、どちらも誇りに思う。


そんな一年でした。どんな一年?
お世話になってる大好きな友達、本当にありがとうございます。いつも救われています。
来年はもっとちゃんとそういう気持ちを伝えていきたいです。
それと全然活動的ではないけど、まだ見ぬ人とも出会って仲良くなれるようなことがあれば嬉しい。そのために頑張りたい。

とか書いてたら年が明けていた。いつだってこんな感じで続いていくんだと思う。
今年もよろしくおねがいします。

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プロフィール

HN:
年齢:
30
HP:
性別:
男性
誕生日:
1994/09/03
自己紹介:
バズるバズらぬ二の次で、
面白おかしいツイば作り、
ふぁぼってもらえりゃ万々歳、
そんなあたしは傾奇者
人呼んでシーイズバックと発しやす。

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